十数年経つとDTMの世界も様変わり(その1)

藤本健さんのHPをよく見るのですが、初心者向けの記事もあります。

ずばり、「DTMをはじめよう」です。

この記事にもあるように、ずっと昔は、DTMセットなるものが普通に売られていました。ローランドのミュージくんは有名ですね。音源がMT-32というのが時代を感じさせます。この音源は確か、PCM方式の音源が一般的にになる前の製品ですね。アナログとPCMのハイブリッドな音源だったような気がします。私が最初に買った音源も、ローランドのこの世代の製品ですね。これではなかったですが。

この後に、SC-55mk2が出てきてDTMが大ヒットしたような気がします。ローランドの製品があまりに売れたせいで、世の中で出回ったデータがこの音源を前提にしているものばかりになりました。ということで、仕方なく、この音源も手元に置いていましたが今はどこにいったのかわかりません。多分手放したんでしょう。この後、SC-88が出てきて、GS音源として完成したような気がします。もともと、業界標準のGMという規格があったのですが、ローランドのGSはこれの上位互換になります。ヤマハも独自にGMを拡張してXG音源を作っていました。私は、GSを買わずに、XGを買ってしまったのがよくなかったかもしれません。その後、DTMには触らなくなりました。

それから、10年以上が経過して、DTMの世界が全く変わっていてついていけなくなっていました。昔はDTMと言えば、パソコンにシーケンサーと言うソフトをいれて外部音源をMIDIで制御していました。ところが、今、外部音源がほぼなくなって(プロ用以外)、ソフト音源に切り替わっています。ソフトもシーケンサーなどの単機能ではなく、レコーディング機能などを取り込んで、総合的なDAWというものに進化しています。昔は、自宅でレコーディングなんて考えもしませんでしたが、今ではやっている人も結構いるようです。

私の場合、(録音して聴くに堪えるレベルという意味で)楽器が弾けるわけでもなく、歌が歌えるわけでもありません。ということなので、今でも私がDTMをやる目的は、打ち込みと呼ばれる、MIDIデータの作成です。そういう意味では現代的なDAWなんか全然必要ないんだけど、今売っているのはそんなのばっかし。なので、そこから選ぶしかないんですよね。

そして、現在DTMを始めるとしたら、ミュージくんのような入門セットがあるのかというと、この記事によると、オーディオインターフェースを買いましょうということになっているらしい。なぜなら、バンドルでDAWがついてくるから。ところで、オーディオインターフェースとは、パソコンに接続して、音の入出力を行うものです。そんなの、パソコンに標準でついてるやないかと思われるかもしれませんが、音質的には全然駄目なものなのだそうで、専用のものを買うのが普通となっているのです。ところが、このハード、音源ではないので、楽器をつないで演奏するとか、マイクをつないで歌うとかしないと、データは作れません。私の場合はそんなことしないので、結局は、DAWでチマチマと打ち込みをすることになるのです。オーディオインターフェースは結局何に使うかというと音の出力です。確かに、音がいいのが聴いてすぐにわかります。DTMやるなら持っておいて損はないでしょうね。

ということで、私もローランドのオーディオインターフェースを持っています。目的はバンドルのSONARです。これで、DTMを再開とか思ったのですが、全くついていけません。ついでに、ソフト音源がWindowsに標準装備されているGM音源?っぽいのだけです。これが、驚くほど低音質でびっくり。昔、使っていた音源ってこんなに音悪かったけ、と驚きました。こんな音では、まるっきしやる気が起きません。ソフト音源付のちゃんとしたDAWを買った方がいいかなと思ったのですが、そこでいろいろ迷っています。

その2に続く。

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