以前から、定額制の音楽配信サービスには興味がありましたが、どれがよいのか正直わかりませんでした。聴ける曲数だけ比較しても、自分が聴きたいものがあるかどうかは分かりません。えいや!で決めるしかないのですが、最近こんな記事を読んで踏ん切りがつきました。
良くわからんのだけど、私、洋楽は聴かないのでそこはパスで良いかなと思いました。邦楽を中心に聴くだろうと思っていたので、レコチョクにしました。
実際、まだ使い始めて間もないので、大して聴いていません。これから、ピアノで弾きたい曲、「赤いスイートピー」のために、松田聖子さんのベストを聴いています。このレコチョクベストですが、自分でプレイリストを作らなくても、あらかじめ多数のプレイリストが登録されています。なので、面倒な時は、そこから適当に選んでBGMとしてかけておく使い方でも全然問題なしです。もちろん、気に入った曲があれば、自分で、プレイリストを作っていけばよいです。
定額制のサービスなので、自分で楽曲を購入するわけではありません。サービス料を払っている間は聴き放題というサービスです。契約終了すれば何も残りません。そこをどう思うかですが、月々¥980ですし、どんな曲でも躊躇なく聴けて、追加料金はなしです。スケールが違いますが、賃貸か持ち家かの違いですね。私は、基本的には所有には拘っていない人間ですので問題ありません。所有したいと思うのは、パッケージにそれなりの付加価値のある場合のみです。
そういう意味では、Huluも映像ですが同じようなサービスです。こちらも、同じ値段ですし、見たい作品もいろいろあるので契約しています。音楽を聴いた、映画を見たという体験が重要なのであって、物自体(ハード)に価値があるわけではないと思っています。価値があるのはコンテンツ。もし、この手のサービスで考慮すべき点があるとすれば、コストパフォーマンスですね。幅広くコンテンツを楽しみたいなら、定額制。厳選されたコンテンツを何度も利用するなら、購入した方が良いと思います。
実のところ、悩ましいのは、この手のサービスで得られるコンテンツが、まだ充実度の点で不十分というところです。メジャーなところは揃っている場合が多いですが、ニッチなものについては全然カバー出来ていないというところですね。そういうコンテンツに関しては、現状でも購入しかないと思っています。でも、ニッチであるにも拘らず欲しい場合は相当、思いいれのある場合が多いので、購入しても十分満足感は得られるのでそれはそれで問題はないですけどね。
後は、ゲームもこのような形になっていってくれると良いかもしれません。現状の流れだと、F2Pになっていくようです。ゲームはこの方があっているかもしれませんね。これからの世の中は所有から、費用に変わって行くのだと思います。全体の流れとしては、そういう方向は歓迎ですね。所有は、家に物が溜まっていくので、困りますし、物理的な限界もあります。検索も使えません。押入れにしまったものはそう簡単に取り出せません。持っていても、使わないなら無駄な資産ということになります。
書籍は、電子化し始めましたが、定額制サービスにはならないみたいですね。ビューンというサービスが雑誌ですけど、定額制の一つのモデルかもしれません。定額制はあくまで、雑誌には適用可能かなという感じですね。雑誌も、毎月買うとごみの山になるので、定額制は物凄く歓迎です。
まだ、どのサービスも過渡期と言う感じがしますが、今後の発展のために、積極的に利用して、普及に貢献したいですね。こういうサービスが私の欲しかったものですから。