ピアノ教室で、ずっと音名で歌うことを指導されてきたのですが、これは、音感を鍛えるためというのはなんとなくわかっていました。ただ、音名で音を捉えるというのは、つまり、固定ドで捉えることであり、それって絶対音感じゃないのと思っていました。そして、絶対音感って子供の頃に鍛えないと身につかないと聞いています。その辺、気になって先生に聞いてみたのだが、大人からでも音感は身につくと仰っていた。ほんまかいな。
ただ、音感は重要というのは最近実感しているところです。スケールを弾く時、Cメジャーなら間違えないだろうけど、例えば、Fメジャーだったら、シがフラットしているのを知識と覚えて弾くのではなく、音感があれば、感覚的にシを弾くときにフラットとわかるのだと聞かされてきました。今まで、その感覚はわからなかったのだが、最近、その感覚とやらが朧げにわかってきた気がします。
音感ってこいうことだったんだ、というのがわかってきて、これは確かに便利だし、音楽をやる上では必須だなと思いました。演奏する上でも、今までは訳もわからず、楽譜通りに弾くしかなかったのだが、音を理解出来るような気がしてきた。にもかかわらず、なんで普通の音楽教室でこれを訓練しないのだろうかと思いました。今の教室に変わるまで、そんなこと教えてくれなかったですしね。
そんな時に、こんな本と出会いました。
ずっしーのピアノ教室 音楽経験ゼロから大好きな曲を弾けるようになった僕の耳コピアレンジ習得法
この本でも音感の大切さが書かれていました。今まで、この点について書かれた本って見たことなかったのだけど、語るまでもない常識なんだろうか。この方は、相対音感を鍛える方法を解説していました。だからというわけではないかもしれないが、移動ド唱法の方ですね。私の先生は固定ド唱法の人なのでどちらを信じるべきか悩ましいところです。私も自分の歳で絶対音感が身につくとは思っていないので。
このずっしーさん、ブログも書かれていたり、YouTube で活動されていたり、月刊ピアノに連載を持っていたりします。そこで、音感を鍛えるアプリを出されていることを知りました。早速ダウンロードして試してみました。なかなか楽しいアプリで、楽しみながら、音感が鍛えられそうでいい感じです。これはおすすめです。コードの聴き取りアプリも是非出してほしい。