次のレッスン曲

レッスン開始から、一年を経てようやく鍵盤に慣れてきた気がします。慣れたといっても、たどたどしい弾き方には変わりありませんが、鍵盤に手が馴染むようになってきたというか、違和感が少なくなってきたということです。

今年に入ってから、ジブリの曲を練習していました。「人生のメリーゴーランド」と「海の見える街」です。どちらも、凄く好きな曲なので弾けるようになってきたのはよいのですが、ミスなく弾けることはありません。レッスンは一旦終了となりましたが、これからも日常的に弾いて、きちんと弾けるように仕上げていきたいと思います。それになにより、弾かないと忘れてしまいますからね。

それで、次の曲をどうするかということになったのですが、ちょっと背伸びして、「愛しのクリスティーヌ」にしました。リチャード・クレイダーマンの曲なのですが、凄く好きです。楽譜は、
ピアノソロ やさしく弾ける リチャード・クレイダーマン 「渚のアデリーヌ」「星空のピアニスト」ほか (ピアノ・ソロ)
ピアノソロ やさしく弾ける リチャード・クレイダーマン 「渚のアデリーヌ」「星空のピアニスト」ほか (ピアノ・ソロ)

を使っています。16分音符連発なので、これから練習して弾けるようにしていきます。今の私の実力では16分音符はきついんですよね。たまにでてくる程度ならいいのですが、連続していると指がもつれます。

最近、ショパンの「幻想即興曲」の動画を見まして、あまりの指使いの早さに驚きました。クラッシック弾く人ってこんなこと軽がる出来ちゃうんですね。この曲、弾いてみたいと思うのですが、生きているうちに可能かどうかわかりません。率直な感想では、一生かかっても無理ではないかと思います。ピアノに必要な技術は指使いの速さだけではないので、そればっかりやっていてもバランスが悪いような気がします。従って、さまざまな技術をバランスよく育てていきたいと思っているのですが、ここまでの技術は基礎訓練なしでは無理だと思いますので、レッスンで弾く曲だけではなく、基礎訓練も積極的にこなしていこうと心を新たにしました。

日頃のレッスンでも、バーナムを使って基礎練習をやっているのですが、自宅ではさぼりがちだったので、もうちょっとまじめに取り組もうという気になってきました。この手の基礎訓練用の教本はいくつかあるのですが、どれも詳しい解説などはついていないので、独学でやるのは厳しいのではないかと思っています。単純なスケールの練習でも、弾き方のパターンをいろいろ指導されます。粒をそろえて弾くのは当然なのですが、それだけではなく、特にきついのは音の表情をつけるという点をかなり指導されるところです。

もう正直、指動かすだけで精一杯。薬指は分離していないので大変です。そんな状態で、やわらかく弾けだの、ふんわり弾けだの、響かせろなど言われるので難しい。それと、レガートで弾けるようにとかなり言われます。自分では一見繋がっていると思っていても、先生の耳には切れているのが見抜かれてしまっています。先生の耳は鋭い。私が鈍感なだけでもあるのですが。

こういうことが、必要なことは物凄くわかります。単調に弾いていては駄目だと言うのも。基礎練習と言えども、心の中でこういう意識が必要なのもわかります。それがないと、機械のように弾けるようになってしまうだけです。だから、初めから、このようなことを意識するように言われるのだと思います。

初めは、テレビで耳にする曲をパラパラと弾けたらいいなくらいで始めましたが、始めてみるといろいろなことを要求されますし、実際必要なこともわかってきました。初めはクラッシックを弾くつもりは全然なかったのですが、先生がクラッシック系の人のようですので、そういう分野も弾いてみたくなってきました。その為には、練習がかなり必要なんですよね。でも、夢を持って頑張りたくなってきました。当初、思い描いていた目標よりはかなり遠くになってしまいましたが。

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