楽譜の読み方は学校で習っているので、基本的なところは知っているのですが、時々見慣れない記号が出てきます。本当に見たことがない記号はないのですが、意味を正確に知らないという意味では見慣れないのと同じことですね。
ということで、もうちょっと、楽譜というか楽典について勉強しなくてはいけないと思っていました。楽典に関する本は多数出ているのですが、普通の本ではブログとして面白くないのでこんな本を探してきました。
聴くだけ楽典入門~藤巻メソッド~(CD-ROM付)
この本の著者は藤巻さんと言う方です。DTMやっている人なら知らない人はいないのではないかと思われます。DTM関連の雑誌やWebで多数の連載があり、本もいろいろ出されています。この本の特徴は、藤巻さんが声と音を使って、楽典を解説してくれるところです。まさに、聴いて学習できる楽典なんです。
全部聴こうと思うと369分あるので、とても一日では聴けず、毎日少しづつ勉強していこうかなと思います。多分この本はDTM向けの本(とは書いてないけど)だと思われますので、扱っているジャンルはクラッシックのみではないです。現代的な音楽のことも解説されています。クラッシックしか興味がない人にはお薦めできませんが、いろいろなジャンルの音楽の文法を知りたい人には良い本だと思います。声と音による解説は思いのほかわかりやすいです。
まだ、一章しか聴いていませんが、各章の構成はこうなっています。
一章 音符や休符、譜表について
二章 臨時記号と調号の違い
三章 さまざまな調性/調性の判断
四章 音程 和音と旋律の関係
五章 二声帯の世界・対位法
六章 二声帯の完成と三声帯・四声帯への拡張
七章 演奏記号のいろいろ
八章 コードと非和声音について
となっています。単に楽譜を読みたいだけではなく、音楽理論的なことも知りたいと思っていたのでちょうど良い本にめぐり合えました。このシリーズで他にも、音声で聴ける、作曲入門と編曲入門がありましたので購入しました。何れご紹介したいと思います。どちらかというと、こういうことがやりたかったので良い本を見つけてラッキでした。
昔、音楽を勉強しようと思うと、知っている人のところに行って勉強する必要があったような気がします。私が知らなかっただけかもしれませんが、昔はあまり教材もバリエーションがなかった気がします。ところが、最近は勉強する教材に事欠きません。しょうもない教材もありますが、まともなものも増えてきました、それを見極める目を持っていれば、教材は豊富にあり、そういう意味で敷居が下がったのは良いことではないかなと思います。