ピアノ始めた頃、こんな曲集を買っていたんですよね

ピアノを始めたころ、何も弾けないので、難しい楽譜は駄目で、簡単でかつそれなりに聴こえるものが欲しかったんですよね。それで、以下で紹介する曲集を買っていたのですが、それでも当時の自分には無理だったんです。でも、「はじめに」に書いてあるコンセプトが非常によかったので、今でも弾けるようになったら挑戦したいなあと思っています。以下、「はじめに」の一部を抜粋します。

ピアノをカッコよく弾きたいと思い、ピアノ、あるいはデジタルピアノを購入したけれど、やっぱり自分には上手く弾けないや、と悔し涙を流した人は(実は)多いと思います。そういう方に向けた楽譜集を作りたいと思っていました。音楽の楽しさが手軽に味わえる楽譜。そして、手軽なだけではなく、音楽的にも十分に満足してもらえる楽譜。この矛盾することにチャレンジをしたのがこの楽譜集です。ワタシは以前より、テクニック的に難しいことをしなくても、幼稚なサウンドではなく、心地よい響きがするピアノを弾くことはできるはずだと考えていました。

 

この楽譜集は「SMOOTH PIANO」というんですけど、CD付で模範演奏も聴けるので手を出しやすいのではないかと思います。CD付の本にありがちなのは、非常に機械的な演奏の模範演奏です。そんな弾き方誰もしたくはないと思います。かといって、プロみたいに抑揚のついた綺麗な演奏をするのは無理。この本の模範演奏は、そんな無理ってほどじゃないけど、ある程度、演奏に表情がついていてやる気にさせてくれる演奏です。そこも、この本のいいところだと思います。はじめにで書かれていたコンセプトが生きていると思います。

さらに、この本では、デジタルピアノ(演奏はカシオのPrivia)にありがちな機能である、伴奏機能を使って演奏する方法も載っています。伴奏機能とは、鍵盤上でコードを押さえると、それを認識して伴奏してくれると言うものです。ピアノのレッスンでは初期の頃、左手はコードの白玉演奏でシンプルなんですけど、それだけできれば、後は伴奏機能でゴージャスな演奏にしてくれるというものです。非常に便利な機能です。邪道だと思われる方もいるかもしれませんが、音楽を手軽に楽しむには良い機能だと思います。

その昔、私も確かポータトーンという伴奏機能のついたキーボードを持っていた気がします。初心者向けの機能と思われがちですが、実は音楽をある程度知っている人の方が使いこなせる機能です。というのも、コードをさっと押さえられる、知識と技術は、本当の初心者にはないからです。私も、ピアノを始めて、コードをいくつか知りました。レッスンで、メロディにコードをつける方法も教えてもらいました。私が習ったのは超基本なので、物凄くシンプルなものなのですが、それでも、見聞きするメロディにコードをあわせて弾くと楽しくなってくるものです。

ピアノでは弾いた音しかしませんけど、伴奏機能があると、コードを押さえられるだけで、多彩なパターンの演奏を繰り出すことが出来ます。鼻歌で思いついたメロディにコードをつけて演奏すれば、ちょっとした作曲です。これって、本当は物凄く使える機能だと思うのですが(伴奏パターンがへぼくなければですが)、当時はそんな技術も知識もなく、使いこなせなくて、すぐに手放してしまった気がします。

一年前は弾けなかったこの曲集。そろそろ、リベンジしてもよさそうな気がしてきました。いくつか弾きたい曲があるので、自宅レッスンように弾いてみようかと思います。
PIANO STYLE Presents スムース・ピアノ・ソング・ブック  ピアノでらくらく、自動伴奏機能付きピアノならもっとらくらく弾ける(CD付き) (ピアノスタイル)
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