ピアノを弾く時に気になるのが手の大きさ。実際、どの程度の大きさが必要なのか全く知らずにレッスンに通い始めました。というか、全く気にしていませんでした。プロになるわけでもないので、それで弾けない曲があってもしょうがないと思っていたところはあります。全ての曲を弾きこなせるようになることはどうせ無理なので、無理な理由が手の大きさなら諦めもつくというもの。私はそう考えていました。
レッスン初日、先生から言われたのは、指を広げるストレッチを時間のあるときにやっておいてくださいということでした。男性ならドから一オクターブ上のミまで(10度)は届いて欲しいですねと同時言われました。その場で手を広げてみて、触ることが出来るのがやっとで弾くのは無理でした。手を広げれば届きますと言われたけど、どう考えても無理。今、目の前で見ているんだからわかるでしょうと思ったのですが、弾けますの一言。そして、一年が経ちましたが状況は変わらず。ストレッチをやってないのでなんともいえないですけど、物理的な手の大きさはいかんともしがたく、今でも無理だと思っています。
実際問題、届かないとして何か問題があるのかと思っていたのですが、ネットで手の大きさの記事を見かけて、やはり10度まで届くと、ほぼどんな曲でも対応できるような記述でした。今の自分の手で弾けるのは9度までです。これでも、ある程度までは対応できるようなので、まあこれでもいいかと思いました。オクターブ(8度)はどうも必須のように書いてありましたけど、アレンジを工夫すればある程度は対応可能であるというような話を以前聞いていたので、ピアノとはそういうものなのかと思っていました。
一年目のレッスンではあまりなかったのですが、最近弾いている曲では、黒鍵と黒鍵の間の白鍵、つまり細くなっているところを弾かされるときがあります。これが私には若干辛い。指の太さ的にぎりぎりなんですよね。自分の手がそれほど、でかい方だとは思わないけど、これで太さ的にぎりぎりだとすると、本当はもっと細い、少なくとも指先だけは細くなっていた方が良いのかなと思います。
総合すると、10度以上に手が開き、かつ指が細い手。それが、ピアノには必要なようです。条件を満たしている人がそれほどいるとは思えないです。手が開くと言うことは、手がデカイということ。デカイということは普通、指も太いです。細くて長い指、そんな化け物みたいな手、持っていません。
ただ、私が弾きたいと思っているポピュラー系の音楽ならアレンジ次第で如何様にも出来ると思うので、オクターブが届けば問題ないかなと思っています。オクターブ届かなくても、コードの構成音のとり方を変えれば対応できそうな気がします。クラッシクみたいに楽譜どおりでなくてもよいので、弾けない音は抜くなり、分散和音にするなり手はありそうです。