「目からウロコのピアノ奏法」を読みました

ピアノの奏法に関する本はいろいろ出ていますが、かなり本格的で初心者の私がついていけるレベルではないし、今のレベルでは必要のない知識が多いように思います。

今回、ご紹介する本はかなり簡単に書かれている本で、ピアノ初心者が躓きそうなところを拾ってくれているので非常にわかりやすいです。しかも、かなり薄い本ですので、さっと読めます。

私がピアノを弾いていてわからないのは、肩から先の腕の使い方です。どうしても指先だけで弾きがちなんですけど、先生からは、肩が上がっている、腕の重さを利用して、体重を乗せて、とかいろいろ言われます。正直いうとどうして良いのかわかりません。

物凄く、感覚的な話をされるので、具体的にどうするのかがわかりづらいのです。もう少し理論的な話をしてもらった方が私としてはわかりやすいので、奏法について書かれた本を以前からちょくちょく見ています。でも、話が結構難しいというか、高度な内容が書かれているので、私が困っているような初歩的な内容の本は少ないんですよね。

今回の本は本屋で立ち読みしていたら、たまたま見つけた本です。ちょっと、見た目が軽そうだったので大丈夫かと思いましたが、このくらいのレベルが私にはぴったりですね。最初の章がまさに私の知りたかったことで、手から腕にかけての力の入れ方の話でした。脱力、脱力と言われますが、本当に力を抜いてしまうと弾けません。でも、ピアノを弾く時に力が必要なのは一瞬です。その、一瞬のみ力を入れることで、通常は力を抜いているわけです。

それで、問題は力を入れる時に、どこに力を入れるかなんですけど、上腕三頭筋です。筋肉の名前を言われてもピンと来ませんが、腕を曲げる時に使う筋肉が上腕二頭筋、所謂、力こぶのところですね、逆に腕を伸ばす時に使う筋肉が上腕三頭筋です。場所的には、力こぶの反対側ですね。

私は、肩から先の力ぬいて、上腕二頭筋でそっと腕を持ち上げて弾くのかと思っていましたが、逆で、上腕二頭筋の力はぬいておくみたいです。力を入れる方向としては、腕を持ち上げる方向ではなく、腕を押し出す方向に力を入れて弾くみたいです。まるで、私の認識と逆でした。そういう弾き方をするとは思っていませんでした。

練習方法も書かれていましたが、イマイチ上手くいかないですね。今まで考えていたのとは逆方向の力なので上手く使えないです。もうちょっと、練習して勘を掴まないといけないですね。

2章は、指の使い方です。これまた、私の認識と違うので困ったものですが、この指の動かし方は自分には難しいです。詳しく知りたい方は、この本を見てください。

3章はピアノの使い方、4章は音の聴き方です。興味のある方はぜひ。

「目からウロコのピアノ奏法」 ~オクターブ・連打・トリル・重音も即克服~
「目からウロコのピアノ奏法」 ~オクターブ・連打・トリル・重音も即克服~

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