十数年経つとDTMの世界も様変わり(その2)

どのDAWにするかで迷っているという話でしたが、ローランドの製品を買っていることから、最初はSONARでやろうと思っていました。でも、使い方が全くわからない。私がやりたいのは打ち込みだけ。他の余計な機能は邪魔なんですよね。

あまりにわかりにくいのと、自分のピアノを使って打ち込みしたいなあということで、Cubasisに手を出しました。これは、iPad用のDAWです。PC用のものよりかなりシンプルなので、感覚で使い方はなんとなくわかります。ただ、それほど使い込んでいないので、まだデータ作成とかは無理です。Cubasisがわりとわかりやすそうだったので、ピアノにバンドルされてきた、Cubase AI 5をインストールすることになりました。ピアノがヤマハ製なので、Cubaseというわけです。

これはまだ使っていないのでなんともいえないですが、バンドル製品になるとソフト音源はないんですねということだけはわかりました。ピアノを外部音源として鳴らせば良いという話もあるのですが、パソコンから離れているのでやり辛い。やはり、ソフト音源は欲しいところです。そんなに凄いやつじゃなくても良いので、そこそこのものでよいから。

ステージピアノのCP5の音を聴いていると最近の音源は本当に音が良いんだなと思います。ピアノの音源はSCM音源というもので、モデリング音源の一種です。サンプリング音源からは一歩進んだものです。10数年前にはなかったものですね。それ以外の音色はAWM2音源だったと思います。AWM音源自体は昔からあります。でも、10数年前とは音の質が違いすぎますね。PCM方式の音源(AWMもその一つ)が出てきたときは、音のリアルさに驚いたものです。それまでは、所謂シンセ的な音しか出なかったので、生楽器の音とかは全然再現できなかったんですね。

PCM方式になって、生楽器の音の波形データが使えるようになったことで、飛躍的に音がリアルになりました。当時はこれでも十分満足していたはずなのですが、今のCP5の音を聴いていると、昔の音源は音がチープだったなと思います。リアルとかそういうことではなく、音に厚みがないというか存在感がないんですよね。今の音源は本当に音がよい。音が良くなった理由は多分、波形データに使えるメモリ容量が飛躍的に増えているせいだと思います。

話は戻って、DAW。今のDAWは機能で競っているというよりは、付属のソフト音源やエフェクタの充実度を競っているそうな。ということで、上位グレードほどそういう部分が充実している。買う時の考え方としては二つ。上位グレードで一気にそろえてしまうという考え方。もうひとつは、DAW自体は下位グレードで安くすませて、好きなソフト音源を買ってきて組み合わせるというもの。どちらが良いかはわからない。

結局、SONARとCubaseが一番有名なDAWなんですが、私は打ち込みがしたいということを考えて、最近はSinger Song Writerに心が傾きつつあります。このソフトは、唯一の日本製DAWということで、レコンポザー(懐かしい響きです)を作っていた人がスピンオフして作ったソフトみたいです。ということで、打ち込みメインでやるならこっちの方が良いかなと思わないでもない。値段もSONARやCubaseに比べて安いしね。

どれにするかはまだ未定なんですけど、DAWを導入したら、また記事を書きたいですね。

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