このキーボードは、アレンジャーキーボードというカテゴリーに入る製品です。
日本では非常にマイナーな製品らしい。自動伴奏できるキーボードという意味では、ヤマハのポータトーンなどがありますが、それよりももっと本格的に使えるものですね。この手のキーボードではやはりコルグが有名なのではないでしょうか。というか、日本でまともに手に入りそうなのはコルグくらいしかなさそうです。他のメーカーも海外なら取り扱っていたりしますが、日本では売れないためか未発売になっています。
ポータトーンより本格的と言いますが、値段も本格的です。中級クラスのシンセ並みの値段しますね。音源システムが何なのか突き止められないけど、多分microArrangerと同じHiシンセシスシステムではないかと思います。TRITONなどに採用されていた音源システムですね。音作りもばっちりできるようになっています。しかも、大型のカラータッチパネルの液晶で操作できるので、普通のシンセより操作しやすいのではないかと思います。
実は初めて買ったキーボードがコルグ製のものでした。TRINITYというものです。学生には凄く高かったので、かなり思い切って買ったのですが、その後あまり使われないまま手放してしまいました。この時に、もうキーボード(ピアノも含む)はやめたと思ったのですが、時間が経つとまたやりたくなってくるんですね。まず、独学はやめて、ピアノを習うことにしました。ピアノは正直楽しいです。でも、私がやりたいことからは若干ずれているのかもしれない。ピアノは続けるけど、自分のやりたいことに向けて、このキーボードを買いました。
このキーボード、機能がてんこ盛りすぎて大変です。自動伴奏はスタイルというもので管理されているのですが、それが360種類以上あります。音色は950以上、キーボードのアッパー側に3音色、ローワー側に1音色の4音色のレイヤーを設定でき、それをパフォーマンスとして登録できます。プリセットのパフォーマンスは320種類以上あります。
スタイルとパフォーマンスを組み合わせてSONG BOOKにまとめて、セーブしておけるみたいです。そのほか、エフェクタも4系統125種、EQとリミッターもついてます。当然ながら、16トラックのシーケンサーも搭載されていてワークステーション的にも使えます。正直、初心者の私にはついていけないほどの機能ですね。
唯一問題点は、マニュアル以外は日本語化されていないということでしょうか。液晶パネルのメニューも言語選択できるんですけど、日本語はない。コルグという日本のメーカーの製品なのに。しかたないので英語にしています。まあ、でも英語でも戸惑うことはほとんどないですけどね。というのも、シンセ周辺の言葉って、英語由来のものがほとんどなので、日本語にしてもカタカナになるだけだったりしますからね。なので、ほとんどは知っている言葉で書かれているのでなんとなくわかります。
とりあえず、これを使いこなせるように、毎日トライしているのですが、なかなかきついですね。1年くらいはかかりそうです。
【専用ソフトケース/SC-Pa600付】KORG/コルグ Professional Arranger Pa600 スピーカー&標準61鍵搭載アレンジャー・キーボード